和久洋三が考案した創造教育活動とその実践例を紹介

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創造共育宣言 第1章-4

新しい子どもの誕生

教育のあり方を変える-A

 乳児がベッドを出て這いはいをしはじめると身の周りにあるありとあらゆるものを手にとって、なめて、見つめて、もてあそびます。
 これはなんだろう。五感を駆使して知ろうとします。これが発見欲求です。この精神の底にある知的欲求こそが、自由を求める願望に直結します。
 解りやすい例をあげます。行きつく場所までの道路事情を知っていれば簡単に自由にそこへ向かうことができますが、知らなければ迷います。知らないことは不自由であり、知ることは自由を得ることになります。人間には自由を獲得するために発見欲求が用意されているとしか思えません。
 2歳になると「これなに?」「これは?」の言葉がいたるところで発せられるようになります。事物を言語によっても知ろうとします。やがて4歳になると「なんで、どうして」の問いを繰り返します。事態の因果や秩序を知りたがります。事物から事態を知ろうとする進化です。釈迦が苦行の末に開いた悟りは因縁因果の法。幼児の知的好奇心はそこに向かっていきます。これも発見欲求です。
 そして、発見欲求はその欲求をさらに満たすために表現活動に向かいます。やっと立てるようになった乳児が缶をもてあそんでいるうちに転がることを発見すると、次には転がそうとする活動に入ります。新しい事態を生み出そうとする活動ですからこれは表現活動です。発見欲求と共に人間は表現欲求をもっていることが解ります。
 缶を転がしているうちにどうすればよく転がるか、早く転がすにはどうすればよいか、表現活動を通してまた発見します。発見と表現を繰り返しながら、ものごとを深く知るようになるだけでなく、扱う術も身につけていきます。

(和久洋三著/『創造共育宣言』より抜粋)

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