和久洋三が考案した創造教育活動とその実践例を紹介

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創造共育宣言 第1章-8

新しい子どもの誕生

人間を育むためのWM創造共育

 教育に対する様々な方法を模索し、迷っている教育者達に欠落しているのは「人間の本質=宇宙生命の本質」を極めようとしていないことです。
 教育、子育ては人間の本質、本性に合ったものでなければ、人間疎外を助長するだけのものとなります。それは喜びのない毎日を子どもに押しつける結果を招き、非人間的な行動に子どもを駆り立てることになります。現在、日本で次々に起きている少年達の悲しい事件も大人の犯罪も、元をたどればそのために起きていることです。

 では人間の本質、本性とはいったいなんなのか。
 ひと言で言えば「愛と創造の生命」であるということです。「愛と自由を求める生命」とも言えます。自由を得るために創造力が用意されているからです。
 感性は愛を求め、知性は自由を求めます。これが満たされ、生かされている時、人間は生きる喜びを実感します。明るく、素直で、積極的になり、他者に対してもやさしい心をもって接することができるようになります。
 そしてやがて、宇宙の原理が「つながりによる大調和」、つまり「愛の原理」と同質のものであることを知り、創造力も結果としてそこに向かうための喜びに満ちた知的トレーニングであることが理解できるようになります。

 そこで子育てをする者にとって、教育者にとって、大切なことは子どもへの愛情が前提とはなりますが、いかに子どもの創造活動を保障するかという点にかかってきます。
 ここでひとつ確認しておきたいことは「創造的な生命」としての人間の活動・行動はすべて創造的な意図を含んだものであるということです。人による創造活動の差はそれが豊かなものか、貧しいものであるかの違いです。
 豊かな創造活動をする人間の精神は充実しますが、貧弱な創造活動しかできない人間は喜びに満ちたものとはなりません。
 生き生きとした人間とヤル気のない人間の差はここにでてきます。
 ではその創造活動を人間はなにを通してすることになるのでしょうか。なにを通して「発見+表現=創造」をくり返すことになるのでしょうか。

 乳幼児を観察するとその答えは容易に見つかります。乳幼児は存在するものに注目し、これに働きかけることから創造活動を開始します。存在するものには、人間、自然物、人間がつくりだした物、の三界があります。
 じつはそのどれをとっても深く追求すれば、そこに「宇宙の摂理」=「生命(人間)の本質・本性」と同質のものが宿されているのですが、その姿がそれぞれにあまりに多様で複雑なために、洞察することが困難です。
 そこで誰にとっても最も理解しやすい「形あるもの=物体」を通して、創造活動に導きながら生命の本質、人間の本性が直感できるものとして考えられたのが「童具」です。
 私の出発はその童具をつくることからはじまりました。そしてWM創造共育はその童具を軸に展開されます。

(和久洋三著/『創造共育宣言』より抜粋)

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