和久洋三が考案した創造教育活動とその実践例を紹介

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創造共育宣言 第2章-3

WM創造共育カリキュラム

球とボールの活動を例にとって-@

 ひとつの形体を通して、創造活動を展開していくことはその形体を多様化していくことですが、それはその形体から生み出せる可能性を発見することであり、また、他の様々なものごとに関係づけていくことでもあります。
 そこで多様化の筋道を、球を例にとって述べてみます。
 最初に、球による子どもの活動の多様化を「遊び」と「造形活動」の二つに整理しました。いずれも「表現活動=創造活動」ですが、ここでは「遊び」は球やボールをそのまま手を加えず利用した活動で、「造形活動」は球やボールから、新たな造形を生みだす活動です。使う活動「A ボールの遊び」とつくる活動「B 球の造形活動」による二分です。
創造共育宣言 第2章-4の図3をご参照ください)。
 そして、この二種類の活動から、知覚、直感、認識する情報や、体得する技能、あるいは引きだされる関心を「C 認識体得項目」として、表のようにまとめました。この表に沿って解説していきますが、これらのことがしっかりと理解されればその他の形体についても、あるいは形体と関係のない全く異なるテーマであっても、創造的な保育の展開は容易になります。例えば読み聞かせをした一冊の絵本から、あるいは路傍に咲く花からでも、同じような考え方で活動を展開していくことが可能です。

 その展開事例をこの章では具体的に述べますが、順序にはこだわらないで下さい。活動が停滞せず、子どもの心情や感情が川の流れのように無理なく展開していくことが最も大切なことです。そのために忘れてはならないことはAの活動からBの活動に移行する時、かならずAとBを関係づける言葉や活動を用意することです。それによって子どもはものごとの関係性に対する意識が育ち、強化されるようになります。

(和久洋三著/『創造共育宣言』より抜粋)

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