第2回『遊びの創造共育全国大会』にご参加頂きありがとうございます。おかげさまでお手数をおかけしたアンケートではご満足度の高い評価をお受けすることができ、ホッとしております。
人間の社会がしだいにロボット化していく中で、人間だからこそ持っている真理を求め、美を追究し、共感を大切にする精神を失わないために、遊びの創造共育がその希求の糸口になることを信じて活動してまいりました。四十五年の時が過ぎ、いまやっと少しずつご理解頂けるようになったことが、この大会につながったのだと思います。
今回のアンケートではもう一度同じ積木遊びをして欲しいとのご希望が圧倒的に多くございました。ご参加できなかった他の分科会への心残りがおありだったようです。
そこで次回には今回の活動にさらに新しい内容を加えた分科会も用意したいと思います。どうぞご期待下さい。再会を楽しみにしております。
2016年8月22日
現在、全国各地で実践されている和久洋三の創造共育法。第1回大会では、その活動事例を「幼稚園」「保育園」「わくわく創造アトリエ」「家庭」「介護施設」など、それぞれの立場から発表形式で報告し合い、子どもへの理解、人間への理解、創造力開発への理解を深めました。
第2回大会は、積木の実習を中心に行い創造共育活動をさらに豊かに発展することを目指します。
日程 | 2016年8月20日(土)、2016年8月21日(日)の 2日間 |
参加費 | 10,000円(+消費税)/1名 |
会場 | 馬込なかよし幼稚園
〒143-0026 東京都大田区西馬込二丁目27番11号 都営地下鉄浅草線「西馬込駅」から徒歩5分 ※地図はこちら ※幼稚園へのお問合せはご遠慮ください。 |
対象 | 保護者、理事長、園長、所長、主任、保育士、幼稚園教諭、校長、小学校教諭、幼稚園教諭・保育士養成校の指導者など、「創造共育」に関心のある方 ※お子様はご同伴いただけません。 |
お申込 |
1.ホームページからのお申込 こちらのお申込フォームよりお申し込みいただけます。 2.FAXからのお申込 下記よりお申込書をダウンロードし、FAXにてお送りください。 ※お電話での受付はできません。ご了承ください。 |
受付期間 |
※お申込の受付は終了いたしました。 |
主催 |
和久創造共育普及協会(童具館内) 〒144-0034 東京都大田区西糀谷1-22-14 TEL:03-3744-0909 FAX:03-3744-0988 全国大会に関するお問合せはこちらのメールフォームより受付しております。 |
会場地図 |
【8月20日(土)】 | |
12:30〜13:00 | <受付> |
13:00〜14:30 | <基調講演> 積木が引き出す子どもの力 和久洋三 |
15:00〜17:00 | <積木で遊んで学ぶ −第1部−> ※下記から2つお選びください。 A : フレーベル積木の継承と発展 −ケルンブロックで遊ぶ− B : 動き固定できる積木の魅力 −くむくむ・クムンダで遊ぶ− C : 数学とアートの融合 −かずの木で遊ぶ− D : つながるかたち つながるこころ −集団積木WAKU-BLOCK45基本編− E : 子どもが信じる積木があった −集団積木WAKU-BLOCK45発展編− |
18:00〜20:00 | 語り合おう 積木の魅力(夕食付) ※参加者皆さまのお食事をご用意させていただきます。 |
【8月21日(日)】 | |
09:00〜10:30 | <体験発表> 保育園・幼稚園、施設での実践報告 |
11:00〜13:00 | <積木で遊んで学ぶ −第2部−> ※前日の第1部と同じ内容になります。 |
13:00〜14:00 |
昼食 ※参加者皆さまのお弁当をご用意させていただきます。 |
14:00〜15:30 |
<記念講演> 鈴木まもる先生 「絵本と鳥の巣の不思議 −鳥の巣づくりから思ったこと、考えたこと−」 |
16:00〜17:30 |
<みんなで遊ぶ> −すべての積木をつなげよう!!− |
積木の元祖であるフレーベルの恩物をより遊びやすくした<ケルンブロック>で遊び、なぜ恩物積木を改良せざるを得なかったのか。それによってどんな遊びが広がるのか−遊びながら検証していきます。
ジョイント棒(接合部品)で組み合わせることによって、積む・並べることで広がる積木の世界が、固定され、動きが加わることで新たな展開が可能になりました。積木だけでは味わえぬ魅力を楽しんでください。
「アートも哲学も文学も考える基には数学がある」阿部公房のこの言葉に刺激を受けて生まれた積木。数量秩序の基本となる10進法と色彩の秩序を取り入れたことによって基礎数学の世界からアートの世界に展開する積木遊びには予想を越えた美の世界が広がります。
生命はどこかでつながり、互いを生かしながら生存しています。そして思考や情報同士をつなげることによって発展していきます。どちらも関係性というキーワードによって成立します。これを遊びの中で直感・体得しながら友達との関係性を深めていきます。
子どもはしだいに複雑な形を使い、それを混在させながら多様な表現世界を生みだしていきます。様々な形を駆使して生まれる驚きの世界は子どもがすべての形に関係性があると信じ込むことによって成立します。