受講された方々の感想
和久先生との出会いはもう10年以上前になります。務めている九州地方にある私の勤める保育園が童具に取り組むことになった時に、まず先生をお招きをして保護者向けに講演会をして頂きました。その時先生の話をお聞きし、童具デザイナーとしてだけではなく、人間としてのスケールの大きさに感銘を受けたことをいまでも覚えています。
当時も先生は子どもの発達の段階を大変詳しく理解しておられ、それに沿って子どもたちにどのような経験(童具だけでなく広い意味で)をさせていくべきなのかを教えて下さいました。豊かな経験をたくさんし、五感で感じ取ること、発見すること、感動すること、創造すること……様々な事を噛み砕いてお話して下さいました。
私は先生の魅力から童具に引き込まれましたので、和久先生に直接教えて頂ける【童具子育て夏季集中講座】を受ける事は本当にうれしいことでした。しかし、研修内容への期待と同時に、ついていけるか不安半分で参加しました、が、そんな思いは初日から吹き飛んでしまう楽しさで、一日があっという間に過ぎました。
いまの子ども達は決められた物ばかりの中にいるように思います。決まった遊びしか出来ないおもちゃやゲームなどです。小さな頃から1つの物で色々なイメージが描けることや、球体で遊ぶことはとても大切なのだと先生のお話を聞いて理論的な面からも理解することが出来ました。単純な物が色々な形を作り、遊びを多様化させる……まさに童具活動は創造性を広げ、幼児期には不可欠な経験だと改めて思いました。また、経験しているその時々の大人の言葉かけが遊びを広げ、言葉の発達にもつながることも学べました。小さな頃から与えられた物的環境、人的環境(言葉かけも含む)で変わってくるのだと思うと、責任のある仕事をしているのだと気が引き締まる思いでした。
乳幼児期から日常的に童具に触れることが出来る私の保育園の子ども達は幸せだと思う反面、与え方、働きかけに気をつけていかなければいけないとも思いましたし、全職員でもっと勉強して取り組んでいきたいと思いました。
童具だけでなく絵画や創作活動もたくさん経験させて頂きました。私には苦手な分野です。知らない人達の中、良い物を作らなければ……というプレッシャーの中、自信なく活動している私に童具館の方が寄って来て「いいじゃないですか!それでいいんですよ!」と褒めて下さいました。私は本当にうれしくて年甲斐もなく喜びました。褒めることの大切さを身をもって味わうことが出来たことに感謝しています。同僚にも伝えていきたいですし、子ども達との関わりや、職員指導にも生かしていきたいと思います。
保育園が「童具共育」に取り組むことになったので、和久先生の思いや考えに触れることが出来たことを私はとても幸せに思っています。私は人生の中で童具に出逢い、和久先生と出逢うことが出来て本当に良かったです。これからも職員と力を合わせ保育園で童具共育を頑張っていきます。
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