前回の『遊びの創造共育全国大会』は、おかげさまで頂いたアンケートではご満足度の高い評価をお受けすることができました。
人間の社会がしだいにロボット化していく中で、人間だからこそ持っている真理を求め、美を追究し、共感を大切にする精神を失わないために、遊びの創造共育がその糸口になることを信じて活動してまいりました。半世紀の時が過ぎ、いまやっと少しずつご理解頂けるようになったことが、大会の成功につながったのだと思います。
前回のアンケートではもう一度同じ積木遊びをして欲しいとのご希望が圧倒的に多くございました。ご参加できなかった他の分科会への心残りがおありだったようです。
そこで次回には前回の活動に加えてさらに新しい内容の分科会も用意いたしますので、ぜひご来講ください。共に楽しく学ぶ日を楽しみにしております。
現在、全国各地で実践されている和久洋三の創造共育法。その活動事例を、「幼稚園」「保育園」「わくわく創造アトリエ」「家庭」「介護施設」など、それぞれの立場から発表形式で報告し合い、子どもへの理解、人間への理解、創造力開発への理解を深め、これからの活動をさらに豊かに発展するための研修会です。2014年、2016年に続き、第3回大会の開催が決定しました。
日程 | 2019年8月24日(土)、25日(日)の 2日間 |
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参加費 | 15,000円(税込)/1名 |
会場 | 馬込なかよし幼稚園
〒143-0026 東京都大田区西馬込二丁目27番11号 都営地下鉄浅草線「西馬込駅」から徒歩5分 ※地図はこちら ※幼稚園へのお問合せはご遠慮ください。 |
対象 | 保護者、理事長、園長、所長、主任、保育士、幼稚園教諭、校長、小学校教諭、幼稚園教諭・保育士養成校の指導者など、「創造共育」に関心のある方 ※お子様はご同伴いただけません。 |
お申込 |
1.ホームページからのお申込 こちらのお申込フォームよりお申し込みいただけます。 2.FAXからのお申込 下記よりお申込書をダウンロードし、FAXにてお送りください。 ※お電話での受付はできません。ご了承ください。 |
受付期間 | 2019年 6月20日(木)11:00~ |
主催 |
和久創造共育普及協会(童具館内) 〒144-0034 東京都大田区西糀谷1-22-14 TEL:03-3744-0909 FAX:03-3744-0988 全国大会に関するお問合せはこちらのメールフォームより受付しております。 |
会場地図 |
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【8月24日(土)】 | |
12:30~13:00 | <受付> |
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13:00~14:30 | <基調講演> 積木が引き出す子どもの力 和久洋三 |
15:00~17:00 | <積木で遊んで学ぶ -第1部-> ※ご選択いただいたA~Fの分科会の1つめにご参加いただきます。 A : フレーベル積木の継承と発展 -ケルンブロックで遊ぶ- B : 動き固定できる積木の魅力 -くむくむ・クムンダで遊ぶ- C : 数学とアートの融合 -かずの木で遊ぶ- D : つながるかたち つながるこころ -集団積木WAKU-BLOCK45基本編- E : 子どもが信じる積木があった -集団積木WAKU-BLOCK45発展編- F : 積木遊びからの展開 -造形活動への発展- |
【8月25日(日)】 | |
09:00~12:00 | <体験発表> 保育園・幼稚園、施設での実践報告 |
12:00~13:00 |
昼食 ※参加者皆さまのお弁当は当方でご用意いたします。 |
13:00~15:00 |
<積木で遊んで学ぶ -第2部-> ※前日の第1部と同じ内容になります。 ※ご選択いただいたA~Fの分科会の2つめにご参加いただきます。 |
15:30~17:00 | <みんなで遊ぶ> -すべての積木をつなげよう!!- |
積木の元祖であるフレーベルの恩物をより遊びやすくした<ケルンブロック>で遊び、なぜ恩物積木を改良せざるを得なかったのか。それによってどんな遊びが広がるのか-遊びながら検証していきます。
ジョイント棒(接合部品)で組み合わせることによって、積む・並べることで広がる積木の世界が、固定され、動きが加わることで新たな展開が可能になりました。積木だけでは味わえぬ魅力を楽しんでください。
「アートも哲学も文学も考える基には数学がある」阿部公房のこの言葉に刺激を受けて生まれた積木。数量秩序の基本となる10進法と色彩の秩序を取り入れたことによって基礎数学の世界からアートの世界に展開する積木遊びには予想を越えた美の世界が広がります。
生命はどこかでつながり、互いを生かしながら生存しています。そして思考や情報同士をつなげることによって発展していきます。どちらも関係性というキーワードによって成立します。これを遊びの中で直感・体得しながら友達との関係性を深めていきます。
子どもはしだいに複雑な形を使い、それを混在させながら多様な表現世界を生みだしていきます。様々な形を駆使して生まれる驚きの世界は子どもがすべての形に関係性があると信じ込むことによって成立します。
積木遊びで吸収した様々な情報は積木遊びだけにとどまらず、毎日の生活の中で活かさなければなんの意味もありません。造形活動とつなげるとどうなるでしょう。